■ 抄録・要旨
| アンモニア酸化細菌の異化経路はアンモニアとヒドロキシルアミンの酸化で構成されており、電子の受け渡しは。シトクロムc-554が担っている。近年、硝化からのN2O生成の主な原因としてアンモニア酸化細菌による亜硝酸の脱窒が挙げられている。これらのことから、本研究では硝化細菌あたりのNH4-N酸化量とNO2-Nに着目し、N2Oの生成について調べた。NH4-N酸化量に応じてN2Oの生成が多くなり、NO2-Nが高いほどN2Oの生成量が多い結果が得られた。よって、NO2-Nと細胞内の状況について整理することで、硝化からのN2O生成の要因について明らかにできる可能性が得られた。
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